リボンレイ、クロッシェレイなどの作りかたや応用品、髪飾り、バレッタ、シュシュ、ストラップ、そしてハワイアンキルトなどをご紹介します。横浜の都築区を中心にお教室も開き、たくさんの人にリボンレイの楽しさを知ってもらうのがしずかの願いでした。

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リボンレイとクロシェットレイ そして ウイ、キャロル ミトさんのこと

 

リボンレイの創始者として知られているUi, Carole Mitoさんがリボンレイ・クロシェットレイを創案されたのは1990年頃のことでした。 以来、多くの作家によって数多くのリボンレイやクロシェットレイが考案・発表されています。 今や単なる趣味の手芸品の域を越え、フラの国際大会でも使われる立派なハワイのカルチャーとして定着しました。 用途もレイだけではなく、工夫次第で携帯・カードストラップや髪飾り、ペットの首輪など色々なものに応用されるようになり、リボンレイやクロシェットレイを楽しむ方はどんどん増え続けています。


これまでに、このホームページにも幾つかリボンレイについて質問が寄せられてきました。 このページでは、そうしたご質問への私なりの考えなどを書いてみようと思います。(2008.2.23更新)

 


リボンレイって?


趣味のハワイアン・クラフトとして、リボンレイやクロシェットレイは携帯ストラップやシュシュ、バレッタなどの実用品にもどんどん応用されています。

でも、フラで使われるリボンレイやクロシェットレイには単なる手芸品以上の意味があるということも知っておいていただきたいと思います。 本来、レイは、魂をこめて作るべき神聖な祭祀用のアイテムです。リボンレイ、 別部弘美さんの作品

単なる手芸品としてとらえた場合、作品や作者の評価は”技量”で判定されます。 でも、本来のレイとしてとらえた場合、そこには"魂"が求められます。 (抽象的なハナシですみませ〜ん) お金や経験や技量では計れないものがそこにはあります。 「うまく作る」ことより、心のこもったものを作ることのほうが大事なことかも知れません。

このホームページを開いて以来、「リボンレイやハワイアンキルトに出会ったきっかけは"癒し"だった」とおっしゃる方に何人も出会いました。 しずかもその典型的な一人でした。 リボンレイやクロシェットレイには、作る人を安らかにさせる力があるように思えます。 キャロル先生が"クラフト・セラピー"の講座を開いていらっしゃるのも、決していわれの無いことではないでしょう。

上手になることももちろん大切なことですけれど、技量にばかりとらわれず、自分のため、あるいは大事な人のために魂をこめて作ることも大切なことだと思います。


どんな先生に習ったらいいの?


リボンレイ・インストラクターさんの数は、ここ一年あまりの間に劇的に増えました。 ホームページも数え切れないくらい開かれるようになりましたし、お教室もたくさん開かれていますので、近くのお教室を探すのは以前よりずっと楽になりましたね。 東京・神奈川・千葉・埼玉に集中しているという印象はありますけれど、最近は地方でのお教室もずいぶん見かけるようになりました。 通信講座も見かけます。

 

リボンレイ、メアアロハのマキコ先生からしずかに贈られた Love「リボンレイをどんな先生に習ったらいいの?」という質問にお答えするとすれば、作り方を親切 ・丁寧に教えていただける先生を探すのは勿論のことですが、やはりご自分とフィーリングの合う先生を探すことが大切だと思います。 先生のホームーページやブログ、キットのマニュアルの作り方などを良く見れば、お人柄を察することもできますし(実は他の方が代筆されている、というケースもあると思いますけれどね・・・笑)。

また、生徒さんの個性や創造力を伸ばしてくれるようなレッスン・スタイルも大切だと思います。 教える側としては準備が大変ですが、定番のキットだけでなく、生徒さんが色や素材などをその場で選んで作れるような体制が整っていると
素晴らしいな、と思います。

ひとつ、大事なことがあります。 それは、リボンレイやクロシェットレイを教えたり、キットを販売する際に、もしそれが誰かのオリジナルデザインである場合は、どなたのオリジナルであるかをはっきり教えて下さる先生を選ぶことだと思います。 ご自分のオリジナルについてはしっかりと 主張するのに、他の方のオリジナル作品については明らかにしないという姿勢はいただけませんよね。 これは、自分の権利は主張しても、他人の権利は尊重していない、ということにほかなりません。 アロハの心、ハワイアン・スピリットに欠けた姿勢だと私は思います 。

なぜ、これが大事なことと私が思っているかと言うと。
それは、趣味のクラフトの世界ではあっても、原作者のアイデアや権利、その努力を尊重する精神を忘れてはいけないと思うからです。 そして、その精神があってこそ、皆さんが気持ちよく創作・制作を続けていけるのだと思うからです。


インストラクターになりたいのだけれど?

 

リボンレイ、クロシェットレイの創案者であるウイ、キャロル・ミトさんは「リボンレイは心をこめて楽しんで作るもの。 ハワイの心を忘れなければ、誰が教えても、キットを売ってもいいのよ」と仰っています。 実際、ウイ(キャロル)さんの創案したリボンレイは色々なところで紹介され、作り方も掲載されたり 、キットや完成品として売られたりしていますが、キャロルさんからクレームをつけられたというお話しは聞いたことがありません。 とても大らかな方なのです!

ですから、基本的には、リボンレイやクロシェットレイを教えたりキットを販売するのには、どなたからの資格やお免状(インストラクター・ライセンス)も必要ないのです。

クロシェットレイ、Makiko Male Kimotoさんのオリジナル・デザイン、さくらでも・・・・
上に述べたことはウイ、キャロル・ミトさんの場合であることを忘れないでください。 世の中のリボンレイやクロシェットレイの全てをキャロルさんが創案したわけではなく、その他の方々が 権利を主張しているデザインが数多く存在しています(「デザインのどこにオリジナリティーがあるのか」という問題は、ここではひとまず置いておきましょう)。

自分以外の方が創ったデザインをインストラクターとして教えたり、キットや完成品として販売するなら、やはりしっかりした先生のもとで勉強し、 講習や販売についての諸条件に了解をいただいておく必要があります。 なぜそれが必要かと言えば、それは簡単に言って「他人の権利を侵害せず、リボンレイやクロシェットレイの楽しさを広めるため」です。

ここで言う「しっかりした先生」とは、決して「有名な偉い先生」という意味ではありません。 それは、どのデザインが誰のオリジナルで、それを教えたり売ったりしても構わないかどうかを明確に判断できる先生であり、教えたり売ったりする時になにがしかの(つまりロイヤリティを払うとか、 創作者本人の承諾が必要だとか)条件がつくのであれば、それらをハッキリと教えていただける先生、という意味です。「わからない。勝手にしても構わない。」というのは無責任です。 キャロル先生の公認インストラクターなら、その辺のことはしっかりと教えてくださるはずです。

もし、誰からもライセンスを貰わずに有料で教えたり、キットや製品を作って販売するのであれば、各デザインの権利保有者(主張者)を調べ、その方々からご自分で了解を取りつける、というのが本来の筋でしょう。



ウイ、キャロル・ミト(Ui, Carole Mito)さんのライセンスについて

 

キャロルさんは「リボンレイは誰が教えても、キットを売ってもいいのよ」と仰っています。 でも、キャロルさん公認のリボンレイ・インストラクターになるためには、ライセンスを 取得する必要があります。

ここにキャロルさんが発行したインストラクターの認定に関する書面の写しと、その訳文を掲載します。

ウイ、キャロル・ミトさんによる「公認リボンレイ・インストラクターに関する認定について」

 

(訳文)

ハワイリボンレイ・ヘッドインストラクターよりの認定について

ハワイリボンレイの創案者であり、ヘッドインストラクターであるウイ(キャロル・ミト)は、リボンレイ製作において高い技能を取得し、かつ創案者の精神を理解している人に限り直系の認定証を与えています。

この認定証には、リボンレイ製作における技量に応じて下記のランク称号が与えられ、明記されます。

「ブロンズ」
「シルバー」
「ゴールド」
「ダイヤモンド」

 

ヘッドインストラクターの私(キャロル・ミト)が認定したインストラクターはハワイリボンレイ製作の講習を完了した者に対して修了証(ディプロマ)を発行することができます。 ただし、この修了書は所定のレベルに達していることが認められた方に限り発行されるものです。

ヘッドインストラクター(キャロル・ミト)がブロンズ以上の等級の認定証を発行すると同時にハワイアンネームも与えられます。

 

創案者:ヘッドインストラクター
ウイ(キャロル・ミト)

 

 

この書面は、2006年の末からキャロル先生が発行しているものです。 その後、キャロルさんに代わってインストラクター・ライセンス(CERTIFICATE)も発行できるダブル・ダイヤモンドという最高ランクも設定されました。(2008年1月2日現在)

Ui, Carole Mito(ウイ、キャロル・ミト)さんのこと

 

もっぱら"Carole Mito"というお名前で知られているキャロル先生ですが、「優しい人」という意味の"Ui"というハワイアンネームもお持ちで、ご本人はこちらの名前のほうがお好きだとのことです。


日本ではリボンレイ・クロシェットレイの創案者として有名ですが、現地では"Hawaii's Microwave Lady"という名前で呼ばれています。 そうです、Ui, Carole Mito先生は電子レンジクッキングのオーソリティでもあるのです! 「リボンレイは先生にとって余暇の楽しみ」だという現地の記事も見受けられるほど、クッキングの世界では有名な方なのです。

お母様が経営する美容室でヘアースタイリストとして腕を磨いておられたキャロル先生は、その後タッパーウェアのセールスマネージャとして20年間、クッキングの世界で経験を積んでこられました。 そして、タッパーが電子レンジ用の容器を開発したのをきっかけに、それまでの調理法に改良を重ね、”誰にでも早くできる電子レンジクッキング”の本を2冊出しておられます。
  Carole's Favorites: Microwave Local Style (1993)
  Carole's Cooking II: Island Style by Microwave (1994).

1990年ころ、お嬢様が病に倒れたのをきっかけに、できるだけお嬢様の近くで働けるようにとFlora Decなどでフラワー・アレンジメント、シルク・フラワー、折り紙、などの手芸品を教えるようになり、リボンレイの誕生となりました。

現在はご自身で運営されているCarole Mito's Craft Designでリボンレイ、クロシェットレイだけではなく、シルクフラワーや折り紙などのクラフトワークを通じて多くの人に"クラフトセラピー"の場を提供していらっしゃいます。

 

*以上の紹介文は、以下の記事や公認インストラクターの方々のお話しなどを参考にしました:

Honolulu StarBulletin 2003年2月5日の記事

Honolulu StarBulletin 2000年4月11日の記事


キャロルさん公認ライセンスについて(補足)

 

上にウイ(キャロル・ミト)先生の公認ライセンスの訳文を掲載しましたが、とても短く簡潔に書かれているので、何がポイントなのかはっきりしないところもあります。 ここで要点をまとめてみます。

 

まず、キャロル先生、あるいは、ダブル・ダイヤモンドのインストラクターによって発行されるライセンスがキャロルさん公認のインストラクター・ライセンスだということです。 このライセンスにより、公認インストラクターの名前のもとにキャロルさんオリジナルのリボンレイ・クロシェットレイを教えたり、キットなどを制作して販売することが公式に認められます。

また、キャロルさんはインストラクター・ライセンスとディプロマ(修了証)という言葉を区別して使っています。 上の書面にあるように、公認インストラクターが発行するディプロマは所定の技能的レベルに達したことを証するものであって、公認インストラクター・ライセンスとは違います。

 

ちなみに、これまでにキャロルさんから公認ライセンスをいただいたのはハワイで2人、日本で5人の合計六人だけです。 ハワイの二人のうち、お一人はしずかがお世話になり、このHPでもご紹介している メア・アロハ(Mea Aloha)のMakiko Male Kimoto(マキコ・マレ・キモト)先生で 、2007年12月には公認インストラクター・ライセンスを発行できるダブル・ダイヤモンドというランク称号を獲得なさいました。

日本では、Ipolaniの古内 よう子さん、そして2006年10月に日本で初めてリボンレイの本を出したLeinaniの山本 貴子さん、Minoakaの山内(旧姓 横山)和美さんが公認インストラクターです。 こちらのサイトで もたびたびご紹介している Lei KaineのHiromi Ka'unaoa Wakebe(カウナオア 別部弘美)さんは、現在日本で活動している(*1)公認インストラクターの第一号で 、2008年1月には、キャロル先生に代わって公認インストラクター・ライセンスを発行できるダブル・ダイヤモンドの称号を受けられました。(以上、2008年2月現在)

公認インストラクターには、ダブル・ダイヤモンドのインストラクターさん、あるいはキャロルさんからハワイアンネームが与えられます。 草木や動物はもとより、海や川、山や谷、島々の特定の場所に吹く風や雨など、それぞれに神や霊が宿っており、名前をつけ、崇拝してきたハワイの人々。 「名前をつける」ということは特別な意味があり、神聖なことなのですね。

 

ここではウイ、キャロル・ミトさんのライセンスとランクについて書きましたが、ランクが全てだという趣旨でご紹介したわけではありません。 当然のことですが、ライセンスを持っていなくても(つまり、インストラクターではなくても)素晴らしい作品を生み出している方もいらっしゃいます。 ライセンスやランクにこだわらない方もいるでしょう。 リボンレイ作家の真価を決めるのは、ライセンスやそのランクではなく、やはり実力と創作の「心」だと思います。

 

 

(*1) 別部さんの前にライセンスをいただいた鈴木さんという日本の方がおられますが、現在は活動しておられないそうです。
インストラクター・ライセンスにはランクごとに相当額の認定料が必要とされています。 


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